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校長あいさつ

2020年01月31日
2月号
                          ヒューマンエラーへの対応
                                                              校長 辻 啓之 
<静岡大学 塩田 准教授 講演より>
 ヒューマンエラー(人によるミス)は、なぜ起こるのでしょう?という興味深い投げかけからのスタートでした。コンビニ、歯科医、美容院で、1番多いのはどれでしょう?というクイズが出ました。私は、コンビニ!と答えましたが、正解は美容院で24万軒でした。2位は、歯科医の7万軒、コンビニは、5万6千軒で1番少なかったです。私のヒューマンエラーは、なぜ起こってしまったのでしょうか?このエラーは「人はよく見る物は多いと思い込んでしまう」ことが原因で起こっているそうです。私は、街中で、必要感を感じているコンビニには目がいくようですが、現在必要感があまりない歯科医や美容院には意識が向かず、見ていないために、数が少ないと思い込んでしまったようです。ヒューマンエラーは「思い込み」に因って引き起こされるそうです。「相手も自分と同じ気持ちだろう」「みんなが言っているのだから正しいだろう」こんな思い込みがエラーを招くそうです。
 思い込みによるリスクをどう教えるかが大切ですが、「気をつけましょう」という声かけだけでは、エラーは減らないそうです。例えば、トラブルの映像を見せて、恐怖心を煽って、注意力を高める方法がありますが、これはあまり効果がないそうです。
 工学的視点から考えられた次のような事例が挙げられました。窓の戸締まりを忘れるエラーを防ぐために、窓ガラスに大きな赤い○印を付けます。この○印は、窓が閉じた状態では、ガラスに1つずつ、2つの赤い○印が並んで見えます。一方窓が開いていれば、2つの○印は重なって1つに見えますから、窓が開いている、閉まっているは、一目瞭然となります。
 子どもたちの大敵忘れ物ですが「忘れ物はしません。」と言ってもそれは難しいことです。これも工学的な視点から考えると、予定帳に書く時、大事な物の名前は、赤鉛筆で書くとか、ランドセルの内側に、持ち物を書いた紙をセロテープで貼っておく等の具体的な方法を工夫することが大切です。他にも、忘れそうな物は学校に置いておく。教科書、ノート、ドリルを、教科ごとバンドで止めておくなども良い支援になりそうです。
 「人の嫌がることは止めましょう」も同様です。嫌なことは人によって違ってきますので、もっと具体的に指導する必要があります。人とトラブルを起こしやすい人のタイプは、「自分はされて嫌なことはない」という人だそうです。こういう人は、自分がそうだから周りの人もされて嫌なことがないと思いがちで、トラブルになりやすいそうです。
 学校では、子どもたちに様々な注意がなされますが、「○○に気をつけましょう」的な指導になることが少なくありません。更に「こんなひどいことになってしまうかもしれない」と恐怖を煽る例を挙げる指導も多いのではないでしょうか。子どもたちが起こすヒューマンエラーを減らすには、工学的視点から見た対策が効果を高めます。学校、家庭が連携して、その子に合った具体的なエラー防止策を考えていきたいものです。

                                食で変わる心と体
<食学ミネラルアドバイザー 国光美佳先生の講演より>
 ミネラル不足による「新型栄養失調」が原因で、体調不良や発達障害とよく似た症状を示している子どもたちがいるそうです。低体温 下痢 味覚障害 便秘 神経伝達物質不足 切れる イライラ やる気無し等々の症状が、ミネラルを補給することで改善されたことが報告されています。
 新型栄養失調は、カロリーは足りているのに、ミネラル(無機質)が不足している状態です。ミネラルには、カルシウム リン カリウム ナトリウム マグネシウム 鉄 亜鉛等がありますが、これらが不足すると、ビタミンや酵素が機能しなくなります。
 鉄分不足になると、いらいらしやすくなったり、氷や飴をばりばり噛んだりする症状が出ます。マグネシウムが不足すると、足がつったり、まぶたがぴくぴくしたりするようになります。イライラした時には、尿からマグネシウムが通常の1.6倍排泄されてしまうことも報告されているように、ストレスによりミネラル不足になることもあるそうです。
 飽食の時代に、なぜ新型栄養失調なのでしょうか?これは、私たちの食生活に関係があるそうです。まず、水煮食品・カット野菜は、製造過程で多くのミネラルを失ってしまいます。ミネラルは水溶性のため溶け出してしまうのです。お弁当や病院食等の表示は、製造前の計算値が示されていますから、実測値とは違っています。青魚等を食べなくなったこともミネラル不足の原因と考えられます。また、食品添加物の「メタリン酸ナトリウム(リン酸塩)」がミネラルの吸収を阻害することも報告されています。成分表示を見てリン酸塩が含まれている食品をできるだけ減らすことも大切です。
 子どもたちに接種させたい食品として、青魚(オメガ3系脂肪酸)雑穀米 玄米 味噌オリーブ油 ごま油 煮干し粉 酢 レモン汁 10割そば(乾麺)アーモンド等があげられました。煮干し粉をふりかけるだけでも効果があるそうです。「かける・まぜる」でお手軽にミネラルアップを図り、子どもたちの心と体を守りましょう。
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